ルピシアだより 2015年1月号
チェック

冬が旬のお茶 台湾冬摘み茶
香りが違うんです。

「香りのお茶」とも呼ばれる台湾烏龍茶。その芳香の多彩さに驚く人も多いでしょう。冬は格別おいしく、香りの際立つ季節。奥深い烏龍茶の世界をご堪能ください。

一年に複数回ある台湾烏龍茶の旬のうち、冬は特に上質なお茶を産する季節のひとつ。今年も選りすぐりのおいしい冬摘み茶が続々到着しています。

烏龍茶の最大の魅力は、その多彩かつ豊潤な「香り」。お茶によって花にも果実にも例えられる香りの違いは、茶樹の品種や複雑な製造方法によって生まれます。

そう聞くと何やら難しそうですが、実は「飲めばわかる」のも台湾烏龍茶の面白いところ。まずは人気の2種からお試しを!


お好みはどっち?
四季春(シキシュン)&金萱(キンセン)

いずれも茶樹の品種名ですが、初めての方に今年特におすすめしたいのが、四季春と金萱。香りの系統が違うので、お好みの方から試してみてはいかがでしょうか。

四季春は、ブーケのように香り立つ華やかな香りが特徴。ふわっと香りが押し寄せるような鮮やかな印象があります。透明感のある爽やかな味わいも魅力です。

金萱は、ミルクを思わせる甘く濃厚な香りがゆったりと広がります。飲み終わった後も甘い余韻が口の中でじんわり。どこまでもまるく穏やかな味わいで、特に女性に人気のお茶です。


毎日のお茶におすすめ<br>オリジナルブレンド

匠の焙煎、甘い果実の香り
凍頂烏龍(トウチョウウーロン)

凍頂烏龍は、台湾・鹿谷(ルークー)郷の凍頂山を発祥とする、台湾を代表する銘茶です。特徴は何と言っても、焙煎師の絶妙な火入れが生み出す、熟した果実のような甘い香り。奥行きのある香ばしさや飲んだあとに広がる深く長い余韻で、日本にもファンの多いお茶です。

全身に心地よく染み渡る焙煎の香りは、寒い冬にこそ楽しみたいもの。火入れの程度によっても変わる香りと味わい、今年は2種類をご用意しました。


清らかな花香
文山包種(ブンザンホウシュ)

口の中で可憐な花が咲くかのような、清らかで繊細な花香が魅力。味わいも軽やかで、台湾茶を飲み慣れない方にもおすすめの歴史的銘茶です。

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山の香気を宿す極上の風味を味わう
高山茶(こうざんちゃ)

標高1,000m以上の高山で作られ、最高級の品質と名高い高山茶。深い霧、昼夜の寒暖差など高山特有の厳しい気候が育んだ極上の風味は、他に類を見ません。絹のようになめらかな口当たりやふくよかな甘みはもとより、「高山気(こうざんき)」と呼ばれる力強くも高貴な芳香は世界中のお茶ファンを魅了し続けています。「今年は雨の少なさがいい影響となり、冬茶らしい甘みを持つ上質なお茶が揃いました」と、担当バイヤーも太鼓判。生産量が少ないため大変希少です。この機会にぜひご堪能ください。

※旬のお茶は産地直接買い付け・直送品のため、発売時期などが変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
※いずれも通販・自由が丘本店・ベルエポック限定 数量限定