おいしい記憶
子どもの頃、遠足の休憩時間に水筒から飲んだ冷たいお茶がいつもよりおいしく感じた記憶はないでしょうか? 太陽の下で飲むお茶は喉を潤すだけでなく、体の中をそよ風が吹き抜けるような清々しさを与えてくれます。
日常から離れて気持ちが開放的になったり、豊かな自然に包まれているような爽快感を味わったりすることがスパイスとなって、お茶をおいしく感じさせてくれたように思います。それは懐かしさと相まって、「おいしい記憶」として今でも思い出に残っています。
外で飲むお茶をおいしく感じるのは、体が水分を欲しているからというのも、もう一つの理由でしょう。屋外で体を動かすことによって、汗で体の水分が失われるため、体がうるおいを求めているのです。特に夏場なら、なおさらです。