ルピシアだより 2016年8月号
チェック
夏のお茶 Enjoy Summer Tea Time 夏のお茶 Enjoy Summer Tea Time

グラスに光る水滴のひとしずくまでもなんだかとても愛おしい 手作りの冷茶=アイスティーが夏の健康を美味しく応援します

夏におすすめのお茶
極楽 お茶風呂ことはじめ

〈廣田硝子〉東京復刻 10oz(オンス)グラス

格子(奥)»詳細はこちら

体は半分以上が水分

帰省や旅行、プールやマリンスポーツ、花火にお祭りに夏の恋?

夏のイベントを元気に過ごせば、人生はおおいに楽しくなります。

しかし、健康に注意して食事をとって、規則正しい生活をしているにもかかわらず「夏は疲れやすい」「暑さに負けちゃう」「なんかダルい」という人はいませんか?

もしかするとその原因は体の水不足。体内からの注意信号かもしれません。

人間の体は、成人は約60%、子供は約70%が水分で構成されており、1日につき成人で体重1kg当たり40〜50ml、子供はおよそ倍となる90〜100mlの水分が必要です。

これらの水分は、体内の老廃物を排出したり栄養を運んだりと、体内の機能を調整する大切なもの。摂取したのとほぼ同量の水分が、呼吸や汗、排泄などで排出されますが、失われてしまった水分はアイスティーなどの飲料水で、すみやかな補給が肝心。極端に水分が不足すると脳梗塞や心筋梗塞、熱中症など重篤な症状が現れることもあります。

うるおい上手

水分補給のコツは「こまめにゴクリ」。

大人も子供も、食事などで自然に摂取される水分を除いて1日に約1.5L、真夏はそれ以上の水が必要です。しかし、全量を一気に飲んでも、余分な水分は吸収しきれず汗や尿として放出されます。また同時に血液中のミネラルなども放出してしまうため、過度な水分補給は、時に体のバランスを大きく崩してしまうリスクもあります。

おすすめは、お目覚め時、朝食や昼食時、3時のおやつ、帰宅後、夕食時、入浴後、そしてお休み前など、1日7〜8回に分けてコップ一杯200ml程度の水分を摂ること。体を元気に循環させる源となる水分をこまめに分けていただくことで、ジワッと体の隅々に、必要なうるおいが行き渡ります。

美味しい水分補給は手作りアイスティーで

ここでおすすめしたいのが、手作りのアイスティー。糖分が気になるジュースやスポーツドリンクよりもヘルシーで、ミネラルウォーターよりもずっと美味しく飲みやすい。自分で作ればお好みで緑茶、紅茶、烏龍茶にルイボスなどのハーブティーと、香りも味わいも気分で色々選べます。おすすめは優しい味わいと繊細な香りが楽しめる水出し冷茶。作り方はとってもカンタン。冷蔵庫にお好みの水出し冷茶を2〜3種作り置けば、目にも鮮やか!!お手軽に極上の風味を楽しめます。

お茶で水分補給

お茶は美味しいだけでなく、抗菌作用のあるカテキンや、抗酸化作用のあるビタミンC、消臭作用のあるクロロフィルなど、夏の健康にうれしい成分が含まれています。人によっては、成分に含まれるカフェインの利尿作用もあって、体内の水分が失われすぎている場合や、極端に気温が高い夏場などの水分補給にお茶は向かないという意見もありますが、毎日の生活の中、特にお目覚め時やお出かけ前の一杯にお茶をいただくのはとても有意義なこと。水出し冷茶に含まれるカフェイン量は、通常のお湯で蒸らす場合の約半分程度(紅茶の場合)。茶葉本来の香気や風味はもちろん、リラックスした気分を作るお茶の重要な成分テアニンはしっかり抽出されます。

癒やしの梅干し冷茶

お茶はカリウムやリン、マンガンなど体のバランスを整えるミネラルを含んでいますが、夏場は汗と一緒に体外に放出されやすい塩分=ナトリウムを一緒にいただけば、備えは万全。

血液中のナトリウムが不足すると、熱中症などの症状が現われます。夏場に農家などでお茶請けに塩辛いお漬物をいただくのは、古くからの日本人の知恵なのです。

ここでおすすめしたいのが、日本茶の冷茶に凍らせた梅干しを入れた「梅干し冷茶」。梅茶漬けをさらにさっぱりさせたような透明感のある味わいは、夏の癒やしそのもの。食欲が無い時の食前茶にもピッタリです。

「梅干し冷茶」には、甘みのある余韻が楽しめる「奈良 月ヶ瀬(ならつきがせ)」や、贅沢な味わいの抹茶入り煎茶「夢がたり」がスタッフのイチオシです。

極楽 お茶風呂ことはじめ-Bath Teas-
体の芯から疲れを癒やす「お茶風呂」のすすめ

夏の身だしなみ、シャワーだけで済ませていませんか?

エアコンや室内外の寒暖差など、想像以上に体に負担がかかることが多い夏。血の巡りが悪くなることで、体の不調を訴えることも。また皮膚の温度調節に関わる汗腺の働きが鈍っていると、免疫力もダウン。ここで大事なのが入浴。ぬるめのお湯で約10分お湯につかるだけで、血行がよくなり疲れもスッキリ。リラックス&安眠が待っています。

おすすめは「お茶風呂」。お茶に含まれるカテキンやポリフェノールなどの成分による、なめらかに肌をとろかす湯と、ほのかな香気は、得も言われぬ快感。長湯をしても比較的疲れにくい特徴があり、人によっては天然温泉以上の大満足が味わえるでしょう。

「お茶風呂」に用いるお茶選びのコツは自分が好きな種類のなるべくオーソドックスなタイプのお茶から始めること。茶葉は開封後、時間がたってしまったもので十分。ガーゼなどで作った袋や詰め替え用ティーバッグの袋に茶葉を入れて、お湯につけるだけ。最初は10gぐらいを目安にお好みで。また手鍋で水500mlを沸騰させ茶葉を投入。火を止めて蓋をして15分ほど蒸らしたお茶のエキスを風呂にいれても。食塩をひとつかみ(10〜15g)加えると、より湯冷めしにくいお湯になります。

  • [ 緑茶 ]カテキン効果ですっきり清潔
    緑茶ならではの爽やかなお湯は夏場に最適。湯上がりの肌もさっぱり清潔に。
  • [ 紅茶 ]日焼け後のケアにも
    成分に含まれるタンニンが、夏の日差しに疲れた素肌をケアしてくれます。
  • [ 台湾烏龍茶 ]すっきりした香りに癒される
    さらっとしたお湯のなめらかさと、烏龍茶ならではの香りの相乗効果。
  • [ プーアル茶 ]消臭作用に注目
    柔らかな感触のお湯が、気になる夏の体臭をスッキリ洗い流してくれます。

※湯沸し器、ボイラー、浴槽の種類によって器具が痛む場合がございます。事前に各器具の使用方法をご確認ください。タイル目地や浴槽に茶渋がつくことがあるため、入浴後の湯は浴槽に貯めずに流し、シャワーなどで洗い流してください。また体質に合わない場合はすみやかに入浴剤としての使用をおやめください。

▲TOPへ戻る