涼を味わう氷出し
家庭で味わうアイスティーの醍醐味は、なんといっても出来たてのフレッシュさを味わえること。なかでも究極のお茶といえるのが、氷出しした冷茶。
氷の雫で、お茶の透明なうまみ・甘みをゆっくりとかし出し、少量ずつ舌の上で転がしては、またとけ出すのを待つ。優雅で風流な飲み方です。
もともと、玉露など日本茶の茶葉に多く含まれるリラックス成分テアニンなどのうまみや甘みだけを、甘露のように味わう通向けの楽しみ方。紅茶や烏龍茶でも、最初に熱湯で茶葉を蒸らすことで、茶葉の個性である芳香と氷出しならではの甘くとろけるような風味を味わうことができます。
- 【氷出し・茶葉のうまみと甘みを贅沢に味わう】
- <日本茶・玉露>
- 急須に茶葉5gと、氷を約50g入れます。室温で15分〜1.5時間。氷からとけ出した雫を茶杯に少しずつ注いで味わいます。特に爽やかな味わいの新茶はおすすめ。
- <紅茶・烏龍茶>
- 温めたポットの底に茶葉3〜6gを入れ、茶葉を浸す程度に熱湯を注ぎます。蓋をして3分間蒸らしたら、氷を約100g加え、軽く混ぜ5〜10分待ちます。お好みで冷水を加え、小ぶりのグラスや茶杯でいただきます。