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「一日のクオリティーがお茶によって変わるんです」 後藤崇介さん 「一日のクオリティーがお茶によって変わるんです」 後藤崇介さん

ビーチサッカー日本代表の現役エースストライカーでありながら、ビーチサッカーの普及活動にも精力的に取り組んでいる後藤選手。パワフルな活躍ぶりと同様、お茶への好奇心も実に旺盛なものでした!

日本に帰るとお茶室に行く

後藤選手が小堀宗翔さんの主催するアスリート茶会を体験したのは、友人に誘われて行ったのがきっかけ。最初は全然乗り気でなかったという後藤選手ですが、「出された和菓子がすごくおいしかったのと、自分の点てたお茶が一番おいしいと褒めてもらって(笑)」。それ以来、茶道に興味を持つようになったといいます。

スイス、イタリア、ブラジル、ドイツ、イスラエル……と海外チームを渡り歩き、武者修行を続けてきた後藤選手。海外から日本に帰国するたび、必ずお茶室に行きたくなるのだそう。

「外国人は体も大きくて強いし、筋肉もムキムキでかっこいい。日本人には日本人の良さがあるのですが、海外に行くとつい彼らに憧れて真似をしたり、外国に染まりそうになってしまう。だから、そういう考えを捨てるトレーニングじゃないけれど、日本に帰った時はあえて日本の文化に触れて落ち着きたくなりますね」

ルイボスは毎日1リットル

茶道を始めてから五感が鍛えられ、競技のパフォーマンスも向上したという後藤選手。自己研鑽のために茶道を続ける一方、生活の中で飲むお茶にもかなりのこだわりがあるようです。

「デトックスによいと聞いて10年前から飲み始めたのがルイボス。毎日1リットルくらい飲んでいます。最近は桑の葉茶も飲んでいて、お酒を飲む時も焼酎を桑の葉茶で割って桑茶ハイにしたり(笑)。ただ、味で一番好きなのはそば茶ととうもろこし茶です!」

好きなお茶がそばにあると、健康面以外でもよい影響があるといいます。

「例えば、今日一日をどう過ごそうかと考えたり、自分の目標や年間スケジュールを考えたりする時、お茶を飲みながら考えるのとお茶がない時とでは、メンタルや思考が全然違う。オンとオフを切り替えやすくなるからなのか、飲むお茶と飲む場所によって一日のクオリティーが格段に変わるように感じますね」

ルピシアのルイボス ルピシアの健康野菜茶

初めてのお茶を体験!

後藤選手がこんなにもお茶好きであることを知って嬉しくなったルピシアだより取材班は、せっかくの機会なので、これまで飲んだことのないお茶を体験していただくことに。

まずは「ルイボス レモン」「セ パフェ!」「エルダーフラワー&カモミール」という3種のハーブティーから。後藤選手は、茶葉の見た目やいれている時の香り、お茶の色などあらゆるものに興味津々です。

中でもローズヒップやハイビスカスが入った赤いハーブティー「セ パフェ!」は、ご自身の好きな赤色、しかもビタミンCがたっぷりとあって、とても気に入ってくださいました。

  • 赤色好きの後藤選手。「セ パフェ!」の赤い水色と茶葉の華やかさに嬉しそう。

ダージリンの旬を飲み比べ

次に用意したのは、インド・ダージリンの紅茶。年に3回ある旬の風味の違いを感じていただこうと、春摘み夏摘み秋摘みと3種のダージリンをテイスティングしてもらいました。

春摘み紅茶を一口すすった後藤選手は、第一声「これ、本当に紅茶? 緑茶じゃないんですか!」とびっくり。驚きながらも「草の匂いに似ている」と瞬時に香りのタイプを表現する感性はさすがです。そんな後藤選手が一番気に入ったのは、秋摘み紅茶。「(茶葉ごと)食べたいくらい大好きな香り」と大絶賛でした。

  • お湯を注ぐ前の茶葉の香りもしっかりチェック。
  • 初めて見るテイスティングカップの使い方にも興味津々。
  • 3種のダージリンの違いをテイスティング。
  • 緑茶のような春摘み紅茶の味わいに驚く後藤選手。

旺盛な好奇心と吸収力

「お茶って面白いんですね。俺、お茶ソムリエになろうかな。飲み会って言っても、これからはお酒じゃなくてお茶会にしよう!」

取材の最後、後藤選手は興奮した様子で楽しそうに、こう繰り返しおっしゃっていました。初めてのお茶を前に目を輝かせ、自分の五感を使って自由に感じ取ろうとする様子は、まるで少年のよう。新たな体験を即座に吸収する前向きさと貪欲さが、後藤選手のパワーの源であり、世界で愛される理由なのだな……と、あらためて感じた取材班でした。

  • 抽出後の茶葉もつまんで食べてみる後藤選手。茶葉の味もやはり秋摘みが好みとのこと。
  • テイスティングカップの残り香もチェック。ここからも季節ごとの違いを感じ取ります。