猿島紅茶 いずみ 2024 サシマコウチャ イズミ

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「いずみ」の高貴なみずみずしさを満喫

クローバーの花が咲き乱れる草原に吹くそよ風のような、爽やかな青みと心地よい香気が印象的。希少品種「いずみ」ならではの、優美な味わいの和紅茶。

【品種について】
「いずみ」は昭和8年(1933年)に日本茶の輸出促進の目的で開発、育成された品種で、「べにほまれ」の自然実生からの選抜です。
第二次世界大戦により茶の研究開発はいったん中断したものの、戦後に再開されると釜炒り茶に向くと評価され、1960年に品種登録、「いずみ」と命名されました。
主に北アフリカ向けに出荷されていた釜炒り茶でしたが、戦後日本の経済発展の反面、輸出需要は落ち込んでいき、「いずみ」は品種登録されたもののほとんど栽培されることがなく、半ば忘れられた品種となっていました。
「いずみ」には日本茶の品種には珍しい甘い香りがあり、その香りに魅了された吉田茶園・吉田正浩氏が自身の茶園で苗木を栽培し、10年の歳月をかけて復活させました。
親品種である「べにほまれ」が紅茶品種であることから、「いずみ」もまた紅茶に向くのではないかと考え、数々の製茶技術の見直しを繰り返しながら、「いずみ」の魅力を存分に発揮した薫り高い紅茶を誕生させました。
美しい黄金色の水色(カップの中の色み)、繊細さと力強さ、上品な甘みと花香を兼ね備えた個性的な味わいは、まさに今味わうべき話題の逸品です。

【猿島(さしま)について】
茨城・猿島地域は、関東地方のほぼ中央、茨城県古河市・坂東市・常総市の3市と八千代町・境町の2町からなるお茶の産地です。
利根川流域の肥沃な大地と、寒暖差のある厳しい気候条件により育まれた猿島のお茶は、濃厚な味と香りが特徴で、江戸時代には、関東地方から信濃までの広範囲で銘茶として親しまれていた歴史的産地です。
猿島茶は横浜港開港後、日本で初めてアメリカに輸出されたお茶としても知られています。

【吉田茶園について】
吉田茶園は、創業1839年、茨城県古河市で180年以上続く老舗茶園。
園主・吉田正浩氏は6代目に当たります。
「ほくめい」や「はるみどり」、「いずみ」など複数品種を栽培、肥料や農薬をできるだけ使用せず、自然と健康に配慮した茶の栽培と、高品質なお茶作りを行っています。
中国・鳳凰単叢やインド・ダージリンの製法を取り込んだ吉田茶園独自の製法で、香り高く華やかな紅茶を作ることで知られ、特に「いずみ」の和紅茶は、国内外の様々なコンテストで高く評価され、多くの賞を受賞しています。

【お茶について・吉田さんからのメッセージ】
今回販売するお茶は、葉が柔らかな春の早い時期に作られた「いずみ」と、葉の厚みが増し、味わいに力強さが生まれた「いずみ」のベストブレンドです。
ブレンドすることにより、微妙に違う味わいの波が重なり合い、トップノートからアフターノートまで立体的な香味が楽しめるお茶に仕上げました。
柑橘を思わせる爽やかな味わい、長く続く甘い香りの余韻は、飲む度に新しい発見があります。
中国茶好きな方にもぜひお試しいただければと思います。蓋碗での多煎浸出もおすすめです。

「茨城・猿島」のお茶の詳細はこちら

おいしいお茶のいれ方

いれ方の目安(カップ一杯分 150ml)

  • 茶葉の量
  • 2.5-3g
  • お湯の温度
  • 熱湯
  • 浸出時間
  • 2-3分
  • 煎出回数
  • 1-2回
商品番号: 3409
品名: 猿島紅茶 いずみ 2024
価格:
商品に関するお問い合わせ 0120-110-383
発売日・発送開始日
2024年09月20日 ※お届けは上記の翌日以降となります
ご案内・ご注意
※期間・数量限定
※賞味期限:製造より2年
原材料の一覧
紅茶 ※商品の改定などにより、商品パッケージの記載内容が上記内容と一部異なる場合がございます。
商品仕様
■内容量/20g
  • 猿島紅茶 いずみ 2024 - 20g M 袋入
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  • 猿島紅茶 いずみ 2024 - 20g M 袋入
  • 猿島紅茶 いずみ 2024 - 20g M 袋入
  • 猿島紅茶 いずみ 2024 - 20g M 袋入

茨城・猿島

茨城県古河市、鬼怒川と利根川に挟まれた台地である猿島地域では、17世紀半ばから農家の自家茶などが作られていました。江戸時代に宇治から茶師を呼び寄せて製法などを改良。茶製法の向上に伴い濃厚な味わいの銘茶として、関東地方から信濃まで広範囲で猿島産のお茶が消費されていました。幕末の日米修好通商条約を通じて、米国に初めて輸出された生産地としても知られています。

寒暖差のある肥沃(ひよく)な大地で育まれた茶葉は、濃厚な味わいの紅茶の製造に適しています。また研究熱心な生産者の努力も実って、令和の国産紅茶を代表する「いずみ」品種を中心に、ここ数年、高品質な新世代「和紅茶」を象徴する産地として注目が集まっています。

九州の農業試験場にて輸出向け釡炒り茶品種として育種された「いずみ」は、「形状・色沢(しきたく)共に申し分なく、香気は強烈にして滋味にコクがありきわめて良好」と評価されたものの、輸出茶葉事業が縮小したことで栽培が普及しなかった、歴史的に埋もれた幻のお茶。創業1839年の歴史を誇る吉田茶園6代目当主の吉田正浩さんは、静岡県の野菜茶業研究所に研究生として在籍中に出会った「いずみ」の耐寒性と個性的な味わいに注目し、紅茶品種として復活させました。美しい黄金色の水色(お茶の浸出液の色)、繊細さと力強さ、上品な甘みと花香を兼ね備えた、個性的な味わいは、まさに今味わうべき話題の逸品。英国など海外のコンテストでも優秀賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。

ビジネスマンから転職した注目の生産者、花水理夫さんの「べにひかり」の軽妙な味わいとともに、新世代和紅茶産地として注目を集める、茨城・猿島の紅茶をお楽しみください。

和紅茶の風味チャート