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台湾烏龍茶と品評会について
品評会の起源と目的
世界で最も高品質な烏龍茶を生産する代表的産地台湾。
その優れた品質の秘密に、お茶の品評会の存在を忘れてはなりません。
品評会、コンテストは生産、製茶や焙煎の技術や品質の向上を目的に、台湾の代表的なお茶産地各地で開催されています。その起源は日本統治時代の1922年。台北茶商同業組合が製茶品評会を開催したことです。
第二次世界大戦後、台湾はしばらく政治的に混乱した状態となりました。しかし1980年代後半に、台湾民主化の父、李登輝氏が中華民国総統に就任。
豊かさと平和を象徴する飲み物として、鹿谷郷などの産地で台湾茶の復興に注目があつまります。
品評会は、特に若い生産者たちの交流の場として烏龍茶全体の品質向上に関与しました。
品評会の開催
品評会は、台湾各地の茶区、鹿谷郷(凍頂)、阿里山郷、阿里山・梅山郷、和平郷(梨山)などで開催。春茶と冬茶に行うのが一般的です。
茶農家やお茶のバイヤーがお茶を提出。プロの審査員がそれを鑑定してグレード分けするという公的な評価の場となっています。
阿里山・梅山郷について
高山茶は標高1,000mを超える茶園で作られた、高品質な台湾茶の代名詞的存在。
梅山郷は、高山茶の代表的産地、阿里山の中でも、特に優れたお茶を生産する茶区の一つとして知られています。
2023年の阿里山・梅山郷の品評会は、5月6日から14日まで約1週間開催。
青心烏龍538点と、台湾独自の品種金萱218点が審査されました。
- (茶殻:形状、均一性、色合い、葉の成熟度、異物の有無 など)20%
- (透明感などの製茶技術、光沢感や焙煎など)20%
- (火入れ臭、清香、爽やか、発酵香、甘み、淡い、雑味や臭みなど)30%
- (厚み、円やか、滑らか、旨み、甘み、渋み、苦み、活性、収れん性、口当たり、喉越しなど)30%
青心烏龍538点と、台湾独自の品種金萱218点が審査。うち、それぞれ特等奨が1品、ついで冠軍奨各3品が受賞しています。
品評会のお茶について
今回、ご案内する阿里山烏龍 極品 春摘み 2023 冠軍奨、阿里山金萱 極品 春摘み 2023 冠軍奨はそれぞれ数百サンプルから勝ち抜いたチャンピオン級の茶葉。すべてのバランスに優れた最上級の味わいをお楽しみいただけます。
ご安心して世界最高レベルの台湾茶をお楽しみください。