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香りを探り、時を愉しむ。春摘み台湾烏龍茶
今年も旬を迎えた春摘み台湾烏龍茶が到着しました。みずみずしい爽やかな風味を楽しみ尽くしましょう。


唐の詩人・盧仝(ろどう)の“七碗茶歌”をご存じですか?
ただ両脇を清風が吹き抜けてゆく。
現代まで連綿と続くお茶文化のルーツである中国。世界最初の茶の本は、陸羽(733〜804)による『茶経』ですが、そんな陸羽とほぼ同時代に生きた盧仝(ろどう:?〜835)もまた、茶を愛した一人として歴史に名を残す詩人。「七碗茶歌」として有名な彼の詩の、こんな一節をご紹介します。

一碗喉吻潤、兩碗破孤悶。
三碗搜枯腸、唯有文字五千卷。
四碗發輕汗、平生不平事、盡向毛孔散。
五碗肌骨清、六碗通仙靈。
七碗吃不得也、唯覺兩腋習習清風生。
一杯目は喉と唇を潤し、二杯目で孤独を忘れる。
三杯目で腹の中を探れば、五千冊の書物が身についている。
四杯目で軽く汗をかき、日頃の不満が毛穴から出ていく。
五杯目で肌と骨がきれいになり、
六杯目で仙人になった心地がする。
七杯目では食事も不要になり、
ただ両脇を清風が吹き抜けてゆく。
まさに、台湾茶の楽しみ方のすべてが、ここに謳われていると思いませんか? 貴重な春摘み茶の風味を仙人の境地に例えていますが、体を風が吹き抜けるような爽快感もまた、共感できるところです。
いよいよ待ちに待った新茶の季節。ゆっくりと時間をかけて、盧仝のように、それぞれの煎を愉しんでみてはいかがでしょう?
清風が吹き抜けてゆく最後の煎を、ひんやりと冷茶でいただくのもおすすめです。

「香り」の、春摘み台湾烏龍茶
盧仝の時代とはお茶の作り方も飲み方も違いますが、現代でも春摘み茶の風味は私たちを魅了し続けています。春と冬、年に2回旬を迎える台湾烏龍茶もまた然り。その特徴はなんといっても香りの良さです。寒い季節に蓄えていた香りの成分が、春、一斉に芽吹いた新芽に凝縮。みずみずしい香りを楽しめます。
また、4〜5煎いれられるのも台湾烏龍茶の魅力。盧仝のように七杯飲むかはさておき、いれるごとに感じる、香りや味わいの変化をお楽しみください。




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※旬のお茶は気象条件などの諸事情により、発売時期などが変更になる場合がございます。ご了承ください。
※茶葉写真は参考イメージです。
贈りものにおすすめの缶入りもございます。※缶代を別途300円いただいております。